剱沢キャンプ場 ガスが晴れたら迫力満点
剱沢キャンプ場
富山駅発室堂行き直通バス AM6:30発
ここまでの移動でクタクタな僕はバスが
走り出すと、すぐに爆睡だった。
体が左右に振られ、目が覚める。
立山から室堂への山道、アルペンルートに
入ったらしい。
運転手さんは、時折バスを停めては景色を
見せてくれた。
剱岳、称名滝、、、
しかし、僕が気になったのはフロントガラス
につく水滴。
あ~ また、雨なのか。
ワイパーの動きが激しくならないように
期待しながら、現実に目を背けるように
また、眠る。
室堂に到着。
どうやら雨は上がったようだ。
青空もチラチラ見えている。
さすが観光地。 とにかく賑わっている。
目の前には立山三山、ワクワク感と
不安感が混ざりあう。
立山玉殿の湧水
で給水し、まずはおにぎりを食らう。
あまり空腹ではないし、喉も通りづらいが
ここは無理やり食べる。
エネルギー補給は大事だから。
天気もどんどん回復していく。
良かった! 初日から 雨 はちょっと勘弁
してほしかったし。
スニーカーでも難なく歩けるような
石畳を進んでいくと眼下に雷鳥沢キャンプ場が
目に入る。
賑わってるな~
あそこでテントを張ってダラダラするのも
悪くないんだが、本日はその先の山を
越えていく。
あまりの迫力に、
あんなの越えられるのか??
ますます不安感が大きくなっていく。
雷鳥沢キャンプ場を通過し称名川を渡れば
いよいよ山登り。
天気もすっかり回復し、かなり暑い。
脱水症状に気を付けていきますか。
最高の天気で山を登っていたが、山頂に着く
頃にはガスに覆われてしまった。
あらら、残念。
ガスガスでは眺望もあきらめざるを得ないので
剱御前はパスしてキャンプ場を目指す。
ぐぅーんと標高を下げていくと見えてきた、
剱沢キャンプ場。
こちらもテントがいっぱいで賑わっている。
目的地は見えてからが長く遠い、、、
やっとキャンプ場に到着。
なるべく平らで、大雨になっても川に
ならなそうな所、、、
結構な時間をかけて選んでいく。
そして、ようやくここに決めた。
あのガスが晴れれば剱岳が見えるのかな??
などと思いながら設営をする。
設営を終え、水を補給し、しばらくすると来ました、、、
ポツポツ
フライシートをたたく雨の音。
その勢いはどんどんと増していく。
テント前室に置いてある靴も雨の
跳ね返りで濡れてしまいそう。
慌ててビニール袋に入れてテント内に
収納。
それほどに雨は激しくなった。
あ~
あそこで剱御前をパスしておいてよかった~
と、つくづく思った。
テントの中でグダグダと過ごす。
こういうキャンプもいいんだよな~
本を読み、昼寝をし、そして早めの夕食を取る。
最近のキャンプ飯は早ゆでペンネと常温保存
可能なお惣菜がお気に入り。
米を炊いてもいいのだけれど、なんせガスの
使用量が多くなってしまうから、、、
夕食を終え、しばらくすると
外が騒がしくなってくる。
雨音もしなくなり、これは雨が上がったか??
フライシートを開けてみると、、、
おう!!
雨は上がり、ガスも晴れてきているではないか!
目の前にはドーンと剱岳!!
って思ってしまったが、、、
違った。
あれは前剱。
しばらくして、さらにガスが晴れたら現れました、
ラスボス感 たっぷり。
剱岳!!!
これこれ、
これを見たくて来たのですよ、ここに。
ここで冷えたビールを、ゴクゴクっと
やりたいところだが、売店は受付のさらに先、
山を15分ほど下ったところにある山小屋。
さすがに今から行くのはめんどくさいので、
水割りで乾杯!
冷たいアルプスの水なので、これで大満足。
その後は、夕暮れをずーっと楽しむのでした。
ホント、晴れてよかった。
来てよかった。
朝もすっきりと晴れ、剱岳のその姿を目に焼き付けながら
キャンプ場をあとにした。
僕の北アルプス山歩き、
いつも二日目は雨だった。
ジンクスになりつつあったので、
てるてる坊主を作ってもらったら、
今回全ての日で行動中は晴れ。
レインウェアは一度も着なかった。
こんなことは初めて。
これほど効くとは!
妻に感謝です。
キャンプは楽しい。
山行記録です。
良かったらご覧になってください。
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